シットアップガード、シングルレッグガードとは何か?
JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術

さて、前回紹介した シングルレッグX、Xガードを自分の柔術に組み込もう が大好評で、金古さんが結構売れた。とのことで、また紹介してくれ。ということで、新作の方紹介していきたいと思います。今回はこれです。
シットアップガード&シングルレッグガード
→とりあえず買う人はここ
です。これガードの中でも結構マイナーというか、教材少ないんですよね。しかも名前の統一がされていないんです。このブログでは、なるだけ英語圏の最新のマナーに合わせるようにしていますが、一昔前と全く違う呼び名というのがあります。で、まずシットアップガードですが、この作品ではこれです。

相手の片襟をもって、腰を引く座ったままのガード。これ前に金古先生のアルティメットベーシックメソッドでその、さわりが紹介されています。
さわりっていうか真髄ですね。自分はこの取材行ったあとから、このガードが得意になって、一気にパスさせないようになりました。そして、この状態をシットアップガードと金古さんはいうのですが、英語でsit up guradと検索すると・・・

このスタイルなんですよね。そう。ぜんぜん違うんですよw。で、今回の教材ですが

なんとこのスタイルのガードも一緒に入っているんですよ。ここで軽く混乱が起きるんですよ。これ、金古さんは、シングルレッグガードと呼んでいます。

金古さん曰く、世界基準の呼称を使うトライフォースさんに合わせたとのこと。確かに、トライフォースもシングルレッグガードと呼んでいます。しかし世界的にはこれ、シットアップガードなんですよ。

では、一体これはなんて呼ぶの?って話です。
これ、英語で検索するのめちゃくちゃ大変でした。自分では2つしか発見できなかった。

ちょっと形が違うきもしますが、シッティングオープンガードと言っていたり
カラーガードと呼んでいたりします。
そんな、こまけえことはどうでもいいんだよ。と言ったあなた。ポジションやガードの名前を統一しないと、困ることが出てきます。それは柔術を独習できないのです。今は昔と違って、強くなるためにYouTubeや海外教材を見るのは当たり前の時代になりました。そのときに、自分の知りたいガードやポジションを検索できないのです。スパイラルガード(リバースデラヒーバ)、クロスガード(クローズドをこういう人多い)、コムロック(ラップトアーム)、といったローカルネームでしか知らないと世界の動画を検索できないんです。

そして、事実、この状態に名前がないことにより、いくつか困ることが出てきているのです。それを踏まえて、今日は金古さんにインタビューしてみたいと思います。

藤原ヒロミチ:
では、早速ですが、金古さん、この状態って、昔からありましたか?
金古一朗:
この座った状態はかなり昔からあると思いますよ。
藤原ヒロミチ:
ですよね。特に呼び名がないんですかね
金古一朗:
昔からシッティングガードとかシットアップガードと言っていた気がします。
藤原ヒロミチ:
襟をもってない状態は、シッティングガードって言うと思うんですが、襟をもってても言うんですか?
金古一朗:
はい。特にどこを持つとかではなくて背中を浮かし体を起こしている状態のことを差すと私自身は認識しています。
藤原ヒロミチ:
なるほど、そこから襟を持った状態に境目はなかったわけですね
金古一朗:
はい、特にどこも持ってなくとも上記の呼称になると思います。
藤原ヒロミチ:
今回のこの教材のコンセプトは、襟を持つこと前提ですよね
金古一朗:
そうですね。引き込む時点で、持っているので、基本的にはほぼ襟を持っています。
藤原ヒロミチ:
で、僕もこのガードをやってくる相手に前に試合で負けたことがあって、これすごい攻略しづらいんですよ。で、攻略したいと思って、ネットで検索しても、この状態をパスっていう動画が探せないんですよ。
金古一朗:
そうですね。ここにフォーカスしている動画はなかなか無いと思いますよ。そしてパスし辛いと思います。ちなみに今回パスの方法までは、このコンセプトでは紹介していませんが、大外刈りみたいな要領で襟袖持ってパスするか、昔レオジーニョとかがやってたような側転してパスとかですかね。
7分50秒からのやつ
藤原ヒロミチ:
動画では、その対処法が紹介されていましたね。このガード前に、UBMでもちょっとだけ紹介してもらって、そこから、僕も多用していますが、これを覚えてから本当にパスされづらくなりました。それは前述の通り、あまり情報がないからだと思うんですよね。
そこにきて、今回のシットアップガードからカラードラッグやアンクルピックなどのコンビネーションを組み合わせると、すごい相手を苦しめられると思うんですよ。
金古一朗:
そうですね。定番のコンビネーションですが非常に秀逸でなおかつ、そこまで難しくないです。
藤原ヒロミチ:
こういう風に、まだ名前がついてない状態のコンセプトを、使いこなすと飛躍的に強くなれる気がします。
金古一朗:
はい。使いこなせれば引き込みからガードまでの安定感は抜群になります。

藤原ヒロミチ:
それから、シングルレッグガードですが、これはデラヒーバから始めて向こうの足を蹴って入るのが定番なんですかね。ぶっちゃけ、そのエントリーが自分は出来ないんですよ。出来ない理由は、まずデラヒーバで襟を持てない。持ってもすぐ切れられるんです
それから、足を蹴るときに足をまたがれる。これどうしたらいいんですかね。
金古一朗:
スパイダーとかからも行けますがどちらにしろ左足を外側に出すので結果としてデラヒーバっぽい形を経由して入ることになります。襟は特に掴んでいなくとも大丈夫です。袖を持ってもいいですし、何も持たなくとも、とにかく足で内腿を蹴れば起きれます。
あと、跨がれるのは右足の位置が低いかと思います。右足の位置に関しては、今回の動画の11番の動画で説明しています。
藤原ヒロミチ:
あ、見落としていたかも。もう一回見直します。それで、ちなみに、なぜ、シットアップガードとシングルレッグガードの、この2つをセットにしたんですか?
金古一朗:
どちらも、体を起こすガードというくくりですね。本当はバタフライガードとかもその類いですが、さすがに量が多くなるので今回はこのセットにしました。
藤原ヒロミチ:
なるほど。どっちかというとシングルレッグガードの方が、難易度高いと思いますが、これら体を起こす系のガードを使いこなせると、一体どんなメリットがありますか?
金古一朗:
相手を下から崩していく時に上体やお尻の上下運動は非常に重要になります。ガード側は平面的な寝技ではなく上下運動を使った立体的な寝技をすることが大切だと考えています。体を起こすことで相手にプレッシャーをかけられますし、逆にそこから寝込んでいけば落下エネルギーをフルに使うことが出来ます。立体的な寝技をすることで守る相手も下からどんどん崩せるようになります。
藤原ヒロミチ:
なるほどー。たしかに自分は寝てばかりの横運動のガードが多かったので、上下運動を意識したことがなかったです。 自分は82キロと太っていて、結構体起こすのがきついんですが、体重はあまり関係ないですか?
金古一朗:
どうでしょう。僕は太ったことがないのでその辺の感覚はいまいち分かりません(笑)
藤原ヒロミチ:
ですよね。とにかく理屈はわかりました。ちなみに このシングルレッグガードが上手で有名な選手はいますか?

金古一朗:
コブリンヤやルーカスレプリが得意な印象ですね。
藤原ヒロミチ:
なるほど。シットアップガードはどうでしょう。
金古一朗:
こちらはどちらかというと最初にしっかりと引き込むためのガードという感じなので特にどの選手という印象はないです。ただ、試合終盤になるとガード側の選手が負けてる選手は体を起こしつつ強引にカラードラッグを狙っていくのはわりかし定番の光景ですね。なので負けてる側がガードで守る相手を崩すためには体を起こす動きは必要不可欠ということです。
藤原ヒロミチ:
はいはい。わかります。藤原ヒロミチ 展開によって出現する動きですよね。相手が立って時間稼ぎしてるときに、出る動きですね。確かに。
金古一朗:
そうですね。逆にガード側が勝ってる場合はまず見ない光景です。
藤原ヒロミチ:
金古さんは、この2つは試合で使ってますか?
金古一朗:
私自身は必ず試合で引き込みますが動画で説明している引き込みです。シングルレッグガードに関しては黒帯になってから1度スイープしました。
藤原ヒロミチ:
その時はどうして、その動きをやろうと思ったんですか?
金古一朗:
やはり試合終盤で確かアドバン1個位リードされてたので体を起こしてシントゥシンのスイープに行ったと記憶しています。基本的にあまりリードされることが少ないのでそこまで多用はしません。そういえば茶帯の時にもリードされてていて最後にシットアップガードからカラードラッグで逆転勝ちしたことがありました。その辺の時代に負けてる時は体を起こしていく重要性を学びました。
藤原ヒロミチ:
なるほど。必要にかられて覚えた技なんですね。ということは、まとめると、今回のこの2つのガードは上下運動を使う技が主体で、今までガードが平面的だった人は是非取り入れるべき概念(コンセプト)だということでよろしいでしょうか?
金古一朗:
そうですね。2015のワールドマスターで元世界王者のフェリペコスタをスイープした時の起点もシットアップガードからのカラードラッグでした。そこからレッグスクープに繋いでスイープしました。やはり負けている時に体を起こしていきました。これは実際に世界王者をスイープした技なので結構宣伝材料になるかなと思います。
うん。これ以上の説得力ない。フェリペコスタは、カイオテハの師匠ですよね。カラードラッグ→後転スイープ→レッグスクープ。完全にテクニックコンカーオールですね。っていうかこのレベルで使いこなさなければいけないのか。ちょっとすごすぎて、上のテクニックを使っているというのが言われないとわからなかった。
というわけで、今までガードが平面的だった人は、起きる動作、そして、そこから落下運動を使って相手を崩すということを取り入れていけば、一気に3Dなガードが作れると思います。今まで自分もこの手の動きが苦手だったのは、もちろん練習してこなかったというのもあるんですが、その起きる、落下の概念が欠けていたということがわかったので、今回また良い教材に出会えたなと思います。
動画でまとめました。
金古さんからも動画届いてます。
今回も自分なりにメモを取っておきました。
1 シットアップガードへの引き込み
相手が立ちが強かったり、下が上手なので、先に引き込みたい。というときの引き込み方。letsbjjでも前に紹介したやつ 襟持った瞬間座るのと、相手にどこも持たせられないように、腰と足を引くのが大事。
2 シットアップガードのガードワーク
相手のパスガードの初動を見抜いて、然るべき動きをする。襟は構わないが、袖を持たれると大外刈がくるので、すぐに足を引いて、回転する。またがれたらすぐ立つのは、目から鱗
3 シットアップガードから背中を付けたガードへの変化
どっちを持つかは自分が得意なガードによって変わる。両手で持つ意味がわかるのがありがたい。
4 アンクルピックとカラードラッグのコンビネーション
アンクルピックは行けるけれどもカラードラッグは本当に難しい。この動画では、手をなるだけ遠くについて相手の通り道を作ってあげること。と説明されている。
5 カラードラッグの詳細
ひとつ上の動画では、物足りないと思っていた詳細がここでキチンと説明されている。そもそも立っている相手にあまりキマらないことと、お互い同じ手で襟を持っている状態ではいけないが、くぐって手を離せばイケる。また、対角の手で持たれているときは行ける。
6 アンクルピックと三角絞めのコンビネーション
これは考えたことも無いコンビネーション。できるのか??
7 小手絞り
これは練習したい。小手絞りの逃げられない原理が、余すことなく説明されている。
8 三角絞め、腕十字
これはなかなか渋い技。相手の腕のロックの仕方が、初見。すぐに自分の柔術に組み込みたい。
9 帯取り返し
フックスイープのコツがここで分かる。相手の下半身を伸ばす方法。
10 帯取り返しからレッグスクープスイープ
一つ前の技を防がれたときのもぐり。
11 シングルレッグガードからシングルレッグスイープ1
ここからシングルレッグガードのラペルグリップの仕方で、素晴らしいコツが。またテイクダウンにいくときの最大のコツ
パンツのグリップカットの方法をこれを見て初めて知った。テイクダウンも3つあって、2つは知らなかった。
12 シングルレッグガードからシングルレッグスイープ2
倒れにくい相手へのアンダーフックテイクダウンの作り方。
13 シングルレッグガードからシングルレッグスイープ3
デラヒーバ→シングルレッグから、持てたら最強のグリップからのテイクダウン。カメラ撮影者の技術が、今よりも劣るので、ちょっと見づらい部分もある。
14 シングルレッグガードからドラゴンスクリュースイープ
決まるか謎。ディープハーフへの入り方とも取れるムーブ。
15 袖持ちのシングルレッグガードからスピンスイープ
実際やるとなると結構勇気のいるムーブ。そもそもデラヒーバで足手の足を蹴って袖を渡す事自体が結構難易度高い。打ち込みが必要と思われる。
16 袖持ちのシングルレッグガードからシントゥシンスイープ1
足下から袖をつないだ状態からなので、色々やりたい放題できる。
17 シントゥシンスイープ2
やはり足下から袖をつないだ状態で、タックルにいく感じ。
18 シントゥシンスイープ3
デラ→シングルレッグ→シントゥシン、ヒザズボン掴んで、頭上に投げて回転してスイープ。仕上げは頭で押す。
19 シントゥシンスイープ4
相手が乗ってきたとしても、シントゥシンでなんとかなる
20 体を起こす重要性について【シングルレッグガード編】
今回のシングルレッグとシットアップについて、なぜ体を起こすのかというトークをしたあとに作った動画なので、より詳細に語ってくれています。
21 体を起こす重要性について【シットアップガードについて】
同上
22 世界王者をスイープしたカラードラッグからの3連コンボ
上のフェリペコスタをスイープした方法の詳細です。まぁ見るのとやるのじゃ違いますよ。ここまでにいくのは、とにかく体にあらゆる動きをインストールしなければいけない。
今すぐ買いたい人は以下のリンクでどうぞ。


さて、その金古先生のシットアップガード&シングルレッグガードはこちらのサイト「シュラプネル・オンラインテクニック」で買えます。値段は3500円(税込)です。まずこの価格ですが、従来のDVDに比べたらだいぶ安いですね。それはこの作品が、オンラインのみの販売だからです。DVDだとどうしてもコストがかかるので、5000円くらいになるようですが、このブログでも過去に何度も言っているように、時代はもはやDVDではありません。オンラインです。なにせ画質が違います。DVDとフルハイビジョンでは、画質が全然違います。それから、DVDはプレイヤーが無いと見れないですが、オンラインはネットに繋がっていれば世界中どこからでも見れます。カナダからも見れます。
さて、オンラインと言われてもよくわかんないよ。という人のために、買い方、見方を説明します。

①とりあえずカートに入れて買う。
②金古さんから送られてくるメールを待つ。(自動返信ではないようです。)
③メールにあるアドレスにアクセスすると動画が見られますが、注意点がいくつかあります。

・動画はダウンロードできますが、スマホでダウンロードしようとするとパッケージ全体で9ギガバイト近くあるので、ダウンロードするのなら、パソコンにダウンロードするのが現実的。
・ダウンロードしなくても、ストリーミングでも視聴可能。ただし、スマホの4Gなどの電波を使っていたら、すぐに容量オーバーするので、wifi環境推奨。
個人的には以下の方法で見るのがいいと思いました。
家にいるのなら、パソコンでストリーミングで見る。練習したいテクニックがあれば、それをスマホで直接撮影して、道場などで見ながらドリルする。
また、動画はいつまで視聴できるの?という疑問がある人もいると思うんですが、基本的に金古さんがサービス停止したくなるまでずっと見れるとのこと。その際はアナウンスするとのこと。どうしても気になる人はダウンロードするべきですね。
いちいち動画をスマホに転送とかかったるいので、これが一番いいです。
- 2020-08-31
- 金古一朗シリーズ
- by invaderbjj







