ハーフガード完全解除マニュアル(前編)
JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術

どうもLet'sBJJの藤原です。今月も金古一朗先生の新作動画のレビューをします。今月はハーフガード完全攻略マニュアル(前編)ということで、自分的にはこれはあまり人に見せたくないと思いましたね。というのも自分もスパーの大半はハーフガードを使っているからです。ハーフガードって慣れないとガンガンパスされるガードだと思うんです。だけれど、ずっと練習していると、ちゃんと手順を踏まないとパスできないガードだとも思います。自分も相手が格上だといつも同じ手順でガードを破壊されているので、ずっとそうならないように改良していますが、結論としてそういう相手にはハーフで固めたらだめだと悟りました。つまり、こうです。ハーフガードは解除のしかたさえ知っていれば怖くないということです。
長い話はとりあえずいいから、その動画買うよ。って方は↓
さて、何かとマニアックな、シュラプネルメソッドですが今回はハーフの解除の方法だけでも2本組になるということで、いかにハーフ攻略が難しいかわかります。というのはハーフにはさまざまな形があり、自分がハーフ使いじゃないと相手が今何をしているのか。というのが案外わからなかったりするんです。ハーフガードの定義はシンプルに、相手の片足に自分が両足を絡んでいる状態全般を指しますが、それがどっちの足に対して絡んでいるのかや、どこまで潜り込んでいるのかや、手足の位置はどこなのか、で呼び名が変わってきます。そして、それらはそれぞれ次にくるアタックが違うことが多いので、やられてる方は防ぎ方を知らないと、やられたい放題なんです。それら全てをなんとこのシリーズでは完全に解除するという爆弾解除班のマニュアルのような作品になっています。

というわけえ、今回もちょうど雪山で修行中だった金古さんを捕まえてZOOMでインタビューしてきました。
ハーフガードをパスする前編ということですが、ハーフパスするのって、なんでこんなに量が多くなるんですか?
まず、ハーフガードといってもベーシックな脇と枕をとった形、枕だけとれた形といった上体の固め方でバリエーションがかなりあるのと、相手主導のハーフガードの場合はニーシールドやディープハーフ、リバースハーフ等、様々な種類のハーフガードがあるので、その対応を網羅するとなるとそれなりのボリュームになりますね。
ですよね。それを全部解除する方法を教える作品は珍しいと思います。前編後編の違いは?
前編は上体を固めてから足を抜くという比較的ベーシックな形のパスガードのバリエーションになります。後編はニーシールドやディープハーフ、リバースハーフ等のパスガードになる予定です。
今回の前後編で、あらゆるハーフガードのあらゆる形が完全に網羅されるんですか?
そうですね。僕が使っているパスは全て入っています
自分もハーフガードが好きなんですが、金古さんもやりますか?
僕は主体的にハーフガードは使わないですが、相手に攻め込まれてる時はニーシールド、さらに攻め込まれた時はディープハーフも使います。ニーシールドは比較的多いかも。ディープハーフまでいかれる時は本当に緊急避難的に使う感じです。
ハーフガードをオフェンシブに使う人もいると思うんですが、ハーフガードの利点はあるのか?
足が効かなくてオープンガードが下手な人でもガードで戦える。相手の足を挟むので動きのある展開が生まれにくく、結果としてスタミナがない人でもスタミナの消耗を押さえられる、て感じですかね。
ハーフガード・パスは相手の体をいかに伸ばすか?ということが作中で語られていますが、他に共通するポイントはあるか?
一言で言うとそれだけです。ひたすら顎にプレッシャーをかけて体を伸ばさせればほぼパスガード出来ます。
たとえば道場で、オクトパス・ガードみたいに、あまりやってくる人がいないガードがあるとして、それを練習する必要ってどれくらいあるか?
これは動画でも言ってると思いますが自分が背の低いタイプとかだと相手の脇下に入るタイプのパスの方がやりやすかったりします。なので相手がオクトパスに来ない場合でも自分から脇下に入ってもいいのかなと。ただこの辺のパスは基本のクロスボディのパスが出来れば知識として知っているだけで、わりかし出来ると思います。
今回の「ハーフガード完全解除マニュアル(前編)」ですが、もちろんハーフガードに悩まされている人は買うべきだと思いますが、他にどういう人におすすめですか?
主にマスター世代ですかね。一度ハーフガードにしてから足を抜いていくパスガードは機動力が必要ないので動いてパスしていくと疲れてしまうような人にお勧めします。自分の体重をフルに使ってプレッシャーをかけていくので自分は比較的楽に戦えて、相手は上の人の体重を受け止め続けるのでかなりきつくなります。私も若い子をパスする時はハーフにしてから時間をかけて相手の体力を削ってからパスすることが多いです。
うーん。ハーフ使いからすると、怖くなる話。後編はいつでるんですか?
1月下旬位ですかね
ありがとうございます。
金古さんから紹介動画届いてます。実際に試合でハーフをパスしまくってる動画が途中で流れます。それ見ただけでも絶対にこの作品欲しくなると思います。
私の動画レビューです

というわけで、ここからは中身について解説しよう。購入した人は、ぜひこのメモを参考にしてくれるとありがたい。
1 脇と枕を取ったハーフガードパスの詳細

いきなりニーシールドのいい感じの外し方を教えてくれる。これはやられたらいやだ。
脇枕をとった状態からの足抜きだが、大事なポイントは自分の足の進め方。無闇に股を開くとクローズドガードに戻される。また、相手が足の組み方を変えてきたときの外し方も、なかなかテクニカル。これは知らなかった。
2 脇と枕を取ったハーフガードパス足の抜き方のバリエーション

相手が膝を押してきた場合、腰を上げるとやはりクローズドガードに戻されるので、膝を反対側に突き出して、おもむろにクロスにーに切り替える。下半身の相手との密着を解けないようにするのが大事なのかもしれない。
3 フレームの潰し方と上体の固め方バリエーション①

相手のフレームの処理の仕方。地味な動きだが、効果的。
4 フレームの潰し方と上体の固め方バリエーション②

相手のフレームが、つっぱっている状態であれば、上半身を横に振って、すかさず脇に頭を侵入させる。そこから脇枕を取る。
5 フレームの潰し方と上体の固め方バリエーション③

4とは逆の動きで相手の上半身を徐々に潰して、最終的に相手の脇の下に頭を潜り込ませる方法。
6 相手の膝が入ってきてしまった場合の対処

相手の状態を固めることに成功して、腰を上げた瞬間にニーシールドを入れてきた時に、落ち着いてクロスニーを再度かけていく方法。
7 ロックダウンの解除

2つの方法を紹介。ロックダウンの解除法は他にも知っているが、金古式は上半身を固めたままやるのが特徴。
8 膝を逆側に着地させてのパス1

脇枕をとった状態でクロスニーを狙っていくと、相手が反対側に腰を捻った場合の対応。一つ一つ相手が嫌なことをして次の動きを封じていく感じ。
9 脇差しパスの基本

脇を差したが、相手のディフェンスで枕が取れなかった時、そのまま相手にブリッジを許すと脇を取られてしまうシチュエーション。頭の位置をスイッチする。同時に自分の股がどうしても開くので、そのままにしていると、自分の足を押されて、クローズドに戻されるので、足の裏で相手のももを牽制しておく。そのすきに腕をかかえてトライポッドスイープ。一つ一つの手順に意味がある。
10 脇差しパスバリエーション

ハーフガードの時には相手の体を伸ばしたい。これが最も大事なエッセンス。確かに自分がパスされるときは十中八九体を伸ばされている。
11 ハーフガードへのシッティングパスの詳細

割とオーソドックスなシッティングパスだが、ラペルの使い方で相手が起きてこないコツが秀逸。金古さんのインストラクションでためになるのは、「こういう時に、こうしてくる相手が多い」というような話。ぶっちゃけテクニックを習う時に、最も知りたいのはそこ。これは別に自分が通っている道場をディスっているわけではないが、決まりきったテクニックインストラクションしか習ってないと、それ以外のシチュエーションになった時に対応できない。なので、テクニックを学ぶ時に自分は、この相手がしてくるリアクションで見たことがない物がないか見ている。この人独自の、このシチュエーションあるあるがどんだけあるかっていうのを結構見る。この見方ができるようになると、一つのテクニック体系しか習ってない同じジムの人をスパーで攻略する手段もよく見つかるのでオススメだ。
12 膝を逆側に着地させてのパス2

某道場のリバースハーフにしてからの足抜きに似ているが、手順はこっちのほうが少ない。もっとシンプルな感じ。試してみたい。
13 クロスボディハーフガードパス

これは割と見慣れたハーフガードパス。見慣れているが、実際にこれを決めたことはない・・。
14 ラペルで括ってのクロスボディハーフガードパス

13のラペラを使って相手の脇差を防ぐバージョン。ラペラの渡し方が非常に無駄がない。
15 キムラロック式クロスボディハーフガードパス

クロスボディでキムラを作れたら、両膝入れて抜いたら極めにいく動き。この両膝入れる動きも、とっさの時に出ない。これがとっさに出るのは達人っぽい。
16 オクトパスハーフガードへのパスガード1

身の回りではあまりやってくる相手がいないが、オクトパスをやってくる相手がいた場合の対処。重要なのは、相手の脇をストレッチ點せ続けること。
17 オクトパスハーフガードへのパスガード2

オクトパスの相手が起きてきた場合。結構タイミングが重要そうな技。
18 キムラロックのディフェンス

たしかにこれでよく逃げられる。
19 キムラロックへのカウンター腕十字

キムラ粘る人には腕十字。知らなかった。自分はよくキムラ取りに行くので、逆にこれやられたら嫌だ。
今すぐ買いたい人は以下のリンクでどうぞ。
さて、その金古先生の最新作、ハーフガード完全解除マニュアル(前編)はこちらのサイト「シュラプネル・オンラインテクニック」で買えます。値段は3500円(税込)です。まずこの価格ですが、従来のDVDに比べたらだいぶ安いですね。最近はオンラインで売る人が増えてきましたが、金古さんはすでにたくさんのタイトルを出しているので、見せ方がうまいです。国内の技研究者としてもかなりマニアックですので、ファンも多いです。
さて、オンラインと言われてもよくわかんないよ。という人のために、買い方、見方を説明します。

①とりあえずカートに入れて買う。
②金古さんから送られてくるメールを待つ。(自動返信ではないようです。)
③メールにあるアドレスにアクセスすると動画が見られますが、注意点がいくつかあります。

・動画はダウンロードできますが、スマホでダウンロードしようとするとパッケージ全体で13ギガバイト近くあるので、ダウンロードするのなら、パソコンにダウンロードするのが現実的。(それでもでかすぎる・・)
・ダウンロードしなくても、ストリーミングでも視聴可能。ただし、スマホの4Gなどの電波を使っていたら、すぐに容量オーバーするので、wifi環境推奨。
個人的には以下の方法で見るのがいいと思いました。
家にいるのなら、パソコンでストリーミングで見る。練習したいテクニックがあれば、それをスマホで直接撮影して、道場などで見ながらドリルする。
また、動画はいつまで視聴できるの?という疑問がある人もいると思うんですが、基本的に金古さんがサービス停止したくなるまでずっと見れるとのこと。その際はアナウンスするとのこと。どうしても気になる人はダウンロードするべきですね。
いちいち動画をスマホに転送とかかったるいので、これが一番いいです。
- 2020-12-23
- 金古一朗シリーズ
- by invaderbjj







