【高本裕和】世界を獲った!地獄のカーフスライサー【柔術教則】たかもとひろかず
JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術

私はこの恐ろしい教則の制作をしたことで、本当にこれを発売してもいいんだろうか?と考えるようになった。この教則の内容は、知っているか知らないかで大きく柔術観が変わるといっても過言ではない内容だからだ。また、これ本当に教えちゃっていいの?と高本さんに対しても心配になるくらい強烈な暴露教則といっても過言ではない。まさに秘伝。
今までこの技術体系をきちんと教則化されたことはあるんだろうか?おそらくないのではなかろうか。これは世界的に見ても見たがる人は多いと確信できるとんでもなくパワフルな内容であると言える。
この教則をただのカーフスライサーをゴールとして”こんな入り方がありますよ”という寄せ集めの教則だとは思ってはいけない。この教則はトラックポジションという一度入ったら最後、そこから始まる「カーフスライサー、股裂き、ツイスター、ハンマーロック、バックテイク」という地獄のフルコースを絶望と共に相手に味わせる凶悪な悪魔のレシピだと言うことを前もって知っておいて欲しい。
高本裕和の試合でのカーフスライサーでの一本取得数は、ざっと30本。高本裕和が2018年くらいから使い始めたこの極め技はIBJJFルールでは茶・黒帯が許されているサブミッションであるが、昨今のポイントゲーム、アドバン僅差で勝つゲームにおいては、脅威の極め数であることには間違いない。その実力は近年、ワールドマスター2023年マスター4 黒帯ライト級 優勝という形にて証明されている。
国内でも激強オヤジとして認知度の高い高本裕和の必殺技「カーフスライサー」についてもっと知りたいと思う柔術家は多いと思う。しかし、実はカーフスライサーは結果的にフィニッシュ技になっているだけで、実はその前段階として”トラックポジション”という形にエントリーするところから始まるというのをご存知であろうか?
ここ数年で柔術を始めた人は、ひょっとしたらこのトラックポジションについてあまり知らない人も多いかもしれない。00年代に活躍したアメリカの柔術家(グラップラー)エディ・ブラボーがレスリングから取り入れた動きとして一世を風靡したポジションである。エディの主宰する10th planet jiu-jitsuではカリキュラムの中にこのポジションが組み込まれており、グラップリングに特化していることでも知られている。また、10th planet出身のグラップラーは個性的なスタイルのファイターが多いのも特徴である。トラックポジション自体は、見た目や仕掛けがトリッキーでありファンも多い。特にアメリカのグラップラーの間で定着している。また、そこからの極め技は主に、カーフスライサー、バナナスプリット(股裂)、ツイスターとある。
トラックポジションの何がすごいかというと、相手の下半身の自由を奪うことである。足は二重絡みをして相手の下半身を宙に浮かせ身動きを取らせなくする。一度のこのポジションに入ってしまうとエスケープすることは至難である。そして、このトラックポジションを日本で使いこなしているファイターこそが高本裕和なのである。
しかし、一般的には高本裕和をして「カーフスライサーの達人」として認知されている。これは正しくもあり、間違いでもある。何が間違いかと言うと、正確には「トラックポジションエントリーの達人」なのだ。カーフスライサーが高い確率で極まるのはトラックポジションに確実にエントリーしなければいけない。なぜ高本裕和がトラックポジションに高い確率でエントリーできるのか、それは競技柔術のセオリーにおいて高い確率で相手がとってしまうリアクションを高本は誘発させることができるからである。いくつかのポジションにおいて高本は”釣り針”という罠をしかけ相手を食いつかせる。相手が上級者であればあるほど、その釣り針に無意識に食いついてしまう。今作ではその秘密が余すことなく紹介されている。
餌に食いついた相手はまだ自分は安全圏にいると思い込むが、その気を抜いた瞬間、高本の二重絡みが作動する。そしてそこまでいくと、トラックポジションにオートマチックに移行するのだ。相手がそこから必死にエスケープしようと試みるもそのリアクションは高本にとって見慣れた動きである。いくつかの抵抗のパターンを高本は捕食者の如く淡々と捌き、相手が為す術もないと悟った刹那、相手は命を差し出すが如くカーフスライサーで幕を閉じるのである。
上記の通りトラックポジションに一度入ってしまうとそこからのエスケープは非常に困難。これは国内選手相手だけの話ではない。なんと驚くことに2024年アジア選手権において、超有名選手エドアゥルド・テレス選手(タートルガードの名士)に対しても、タートルガードで待ち受けるテレスに対していとも簡単にトラックポジションエントリーを奪い、カーフスライサーでフィニッシュ。これにはテレスの功績を知っている誰しもが驚いた。アジアで久しぶりに美味い飯食うついでに試合でもしていくか。と遊びに来た(想像)テレスに対して手痛い黒星をお見舞いした。
実はこの教則を撮り終わった後の試合だったので、なおさら、この教則はヤバイ内容であると制作した我々も肝を冷やした。ちなみにテレスはカーフスライサーで膝を破壊され悶絶していた。(是非とも動画を確認されたし)この日、高本選手は3試合全てトラックポジションからカーフスライサーで一本取りで優勝している。
さて、この教則のタイトルが「地獄のカーフスライサー」となっているのは、巷では高本裕和の必殺技として知られていてキャッチーなのでこのネーミングにしたが、実は撮影当初「ハマったら抜け出せないトラックポジション蟻地獄」というタイトルで一度決定していたことを付け加えておく。
作中で高本選手は、トラックポジションは特にハーフガードと相性がいいと言っている。それはハーフガードからエントリーしやすいという意味では実はない。(実際は高本選手はボトムだけじゃなくトップからエントリーも多い)ハーフガードの足の絞りがトラックポジションの足の絞りと同じ構造だからという意味である。つまり、シンプルな動きで攻守どちらでも機能させることができるという無駄のないコンセプトなのである。
また、ライト級でワールドマスター優勝という快挙を成し遂げるうえで大事なこととして、相手がなるだけ想定していない戦い方をするとうのも勝率を上げる上で大事な戦略であると作中で語っている。柔術にはルールに沿ってセオリーと言うものが出来上がっているが、高本はそこをあえて無視することにより、相手の反応を遅らせ勝率を上げてマスター世代でも全日本を取ったり達人化している。どうセオリーを無視しているかは是非ともこの教則を購入して中身を見て欲しい。これは金古をしても驚きの連続であり、同じワールドマスターを制したものとしても、全く想像もしえなかった戦略だったのである。
また高本選手のバックボーンとして、柔道、サンボ(どちらも大きな結果を残している)を経由してきているので、純粋なブラジリアン柔術(昨今それはナンセンスだが)の文脈から外れた非常に斬新で奇抜なスタイル。それこそ同じトリックスターとして有名なテレス選手でさえ術中にはめてしまう高本柔術というのは、格闘技にまだマジックがあるということを思い起こさせてくれる。
今作が向いているのは、他の人とは違う自分ならではのスタイルを模索している人である。トラックポジションは2000年代に流行ったスタイルで、最近国内では使い手が減ったが、着でもノーギでもこの高本コンセプトを習得したら即座に勝率が上がること間違いなしである。もちろん、高本選手に極められてしまった選手も今後の対策に是非とも購入をお勧めする。決して習得が難しい動きではない。
シュラプネルオンラインはさまざまな国内テクニカル系柔術家の、さまざまなコンセプトを制作販売してきたが、今作に関しては、完全に大人向け。使い方を間違うと相手を壊す非常に危険な柔術教則であることも付け加えたい。道場で練習する時も是非ともソフトに極めてあげないと練習相手をなくすので要注意である。
この禁断の教則、「地獄のカーフスライサー」をあなたも是非とも手に入れて悪魔に魂を売って欲しい。
さて、ここまで言っても己の目でこの地獄のカーフスライサーを見ないと気が済まないと言う読者のために以下大量の、高本裕和の地獄のカーフスライサー動画を置いておく。
ハーフガードパス→ニアマウント→トラックポジション→カーフスライサー
相手がハーフガード→二重絡みに組み換え→トラックポジション→カーフスライサー
リバースハーフスイープ→マウントポジション→釣り針を垂らして→トラックポジション→カーフスライサー
リバースハーフスイープ→後袈裟固→トラックポジション→カーフスライサー
ハーフガードパス→マウントポジション→釣り針を垂らして→トラックポジション→カーフスライサー
相手の亀→右足を蹴り込む→トラックポジション→カーフスライサー
ハーフガードパス→マウントポジション→相手が亀になる動作→トラックポジション→カーフスライサー
エドゥアルド テレス
相手亀→右足を蹴り込む→トラックポジション→バックチョークの形のカーフスライサー
ね?恐ろしいでしょ??

高本 裕和 (たかもとひろかず)
1976年生まれ
高本道場主宰
高本裕和選手の主な戦績
IBJJFアジアマスター選手権2019 マスター3黒帯ライト級優勝
JBJJF全日本選手権2020 黒帯ミドル級 優勝
JBJJF全日本ノーギ選手権2021 黒帯ミドル級 優勝
IBJJFアジア選手権2023マスター4黒帯 優勝
IBJJFワールドマスター柔術選手権2023 マスター4 黒帯ライト級 優勝
SJJIF世界選手権2024 マスター4黒帯ミドル級&無差別級 優勝
AJP世界選手権2024 マスター4黒帯ウェルター級 優勝
以下私からのインタビューです
1.お話していると、実は私(藤原)と同い年ということが判明しました。(1976年生まれ)私自身昨年腰を痛めてから練習から遠ざかっているんですが、高本さんは現役ワールドマスターチャンピオンでいらっしゃる。とんでもなく強靭だと思いました。高本さんは日々柔術以外にトレーニングとしてどういうことをされていますか?食事を含め教えてください。
テストステロンを自前で出すことが、老化に逆らう方法の一つだと考えています。柔術も十分にハードなスポーツですが、柔術だけやっていると動きに慣れてしまって、テストステロンの出が少なくなると思うのです。高本道場にはキックボクシングの専門コーチ、ボクシングの専門コーチ、レスリングの専門コーチ、MMAの専門コーチがいるので、それらのクラスに一生徒として参加して、追い込んでもらっています。レスリングやMMAは組み付く場面があるけど、キックボクシングやボクシングは柔術とは全く関係ない。それでも、キックボクシングやボクシング等の打撃競技を本気で取り組むことで、テストステロンを大量に出せて、強い身体を維持できると思っています。また、柔術では若手選手の集まる選手練に行かせてもらって、若者に揉んでもらっています。多いときは週3回は行きますね。でも、オーバーワークがたたって、私も腰のヘルニアになりました(笑)
2.トラックポジションは流行った割には、使いこなしている人少ないと思います。高本さんは間違いなく国内随一のトラックポジション使いだと思いますが、他のトラック使いでこの人すごいなと思う人はいますか?
人の柔術スタイルに無頓着なので、他に誰がトラックポジションを使っているのか知りません。国内では私がオンリー1だと思いますが、ワールドマスターでも極めているので、世界でも私がオンリー1だと思います。
3.柔道、サンボ、柔術と来ていますが組み技の魅力はズバリなんでしょうか?もしかしてプロレスも好きだったんですか?
取っ組み合いって生物にとって本能的に欲している物だと思うのです。何故なら取っ組み合いは、コミュニケーションだからです。柔道、サンボ、柔術は言ってみれば高度な取っ組み合いですから、究極のコミュニケーションにあたる訳です。生きていくのに必要な物です。プロレスは見ないのでよく分かりません。
4.2024年のアジアではオール一本勝ちで、しかもエドアゥルド・テレス選手に何もさせないで完封したわけですが、過去に戦った試合で一番印象に残っているものがあったら教えてください。
2019年のワールドマスターの準決勝で僅差で負けた試合ですね。その相手がそのまま決勝も一本勝ちして優勝したのですが、あの準決勝は私が勝っていたと今でも思っています。私がライト級で優勝した2023年のワールドマスターで、その彼もミドル級で優勝していました。彼の事はリスペクトしているが、自分の方が強いという信念は揺るぎません。今年のワールドマスターでミドル級に挑戦して、2019年からの答え合わせをします。
5.トラックポジションやハーフガード以外に、実は得意だったり、好きなポジションやガードがあったら教えてください。
ワールドマスターで優勝する為に、トラックポジションからのアタックを尖らしていますが、実は下からの腕十字とか膝十字のようなサンボ的な極め方も得意です。試合でもごく稀に極めています

6.角田夏実さんの師匠というのは本当ですか?
メディアの発信で師匠という事になっていますが、私はそういう意識はないです。角田さんは、私が東京学芸大学の柔道場で主催していた練習会に参加していたメンバーの一人です。インタビューで聞かれたら「一緒に練習していた仲間です」という答えをしています。
金メダルを取ったのは角田さんの努力なので、「高本は角田さんの師匠です」と言って、角田さんの活躍にタダ乗りするのは、本意ではありませんね。
7.いつから高本さんとトレーニングしているんですか?
角田さんが大学一年生の頃からですね。彼女が大学を卒業してからも練習会には参加していましたね。2017年に私が高本道場を設立した後は、丁度、角田さんは全日本チームに入っていた時期なので、半年に1回くらい連絡が来てお互いのスケジュールを合わせて練習する感じでしたね。
8.あの巴投げは高本さん仕込みなんですか?
手取り足取り教えた訳ではないですが、私も巴投げを使っていたので、何かしら影響はあったのかもしれませんね。しかし、今の彼女の巴投げは、私の巴投げとは形が違うので、彼女なりのブラッシュアップを加えたのでしょう。
9.高本道場の宣伝をしてください。
高本道場は、柔術は世界チャンピオンの私が教えているし、キックボクシング、ボクシング、レスリング、MMA、ヨガにそれぞれ専門コーチがいます。高本道場という一箇所だけで、全ての種目が一流コーチから習え、なかなか日本には無いスタイルだと思います。東京の田舎にあるこの道場の事を、誇りとユニークを込めて「小さなメガジム」と私は呼んでいます。
東京都小平市|西武拝島線東大和駅より徒歩5分。ブラジリアン柔術・柔道・キックボクシングクラスのある総合格闘技ジムです。キッズクラスやファイトフィットネスも好評です。各クラスで初心者、未経験者、女性に対応。
〒187-0032 東京都小平市小川町1-89-12 B1
金古さんから解説・推薦動画届いているので見てみましょう。
では今作の内容の目次を見てみましょう
チャプター
01・イントロ
02・トラックポジションへの基本エントリー(ニアマウントから)
03・トラックポジションからのアタック①:カーフスライサー
04・トラックポジションからのアタック②:バナナスプリット
05・トラックポジションからのアタック③:ツイスター
06・教えて高本裕和①ツイスターは反則じゃないの?
07・トラックポジションからのアタック④:ハンマーロック
08・トラックポジションからのアタック⑤:バックチョーク
09・教えて高本裕和②なぜシングルバックなのか、なぜパームトゥパームなのか
10・トラックポジションからのアタック⑥:バックテイク
11・教えて高本裕和③1番よく使うエントリーは?
12・色々なトラックポジションへのエントリー①:後袈裟固から
13・色々なトラックポジションへのエントリー②:相手が亀から
14・色々なトラックポジションへのエントリー③:ハーフガードから
15・色々なトラックポジションへのエントリー④:リバースハーフから
16・色々なトラックポジションへのエントリー⑤:ヘンゾフックから
17・教えて高本裕和④ヘンゾフックについて
18・色々なトラックポジションへのエントリー⑥:カウンター
19・トラックポジションエントリーを相手が抵抗した際のサブミッション①:カーフスライサー
20・トラックポジションエントリーを相手が抵抗した際のサブミッション②:バナナスプリット
21・トラックポジションエントリーを相手が抵抗した際のサブミッション③:アームバー
22・ビックリ技:ハーフガードからカーフスライサー
23・アウトロ
それぞれ丁寧に撮影しましたのでクオリティには自信があります。またそれぞれの冒頭にプレビューが用意されていますので、あとから動きだけ確認したい場合にも便利かと思います。

さて、この作品ですがこちらのサイト「シュラプネル・オンライン」で買えます。値段は4500円(税込)です。フォーマットはデータのダウンロードです。データは1080Pのフルハイビジョンとなっております。
さて、オンラインと言われてもよくわかんないよ。という人のために、買い方、見方を説明します。

①とりあえずカートに入れて買う。
②金古さんから送られてくるメールを待つ。(自動返信ではないようです。)
③メールにあるアドレスにアクセスすると動画が見られますが、注意点がいくつかあります。

・動画はダウンロードできますが、スマホでダウンロードしようとするとパッケージ全体で20ギガバイト近くあるので注意が必要です。
・もちろんダウンロードしなくても、クリック(タップ)するだけで、ストリーミングでも視聴可能。ただし、スマホの4Gなどの電波を使っていたら、すぐに容量オーバーするので、wifi環境推奨。
個人的には以下の方法で見るのがいいと思いました。
家にいるのなら、パソコンでストリーミングで見る。練習したいテクニックがあれば、それをスマホで直接撮影して、道場などで見ながらドリルする。あなたの柔術ライフが充実しますように!!
- 2024-08-10
- シュラプネルオンライン
- by invaderbjj

























